直視下剥離法(五味法)

直視下剥離法は五味法とも呼ばれ、ワキガ治療の第一人者である五味常明先生が考案した治療法です。

 

名前の通り、アポクリン汗腺を直接目で見てひとつひとつ取り除く手術法です。超音波や掻爬法のように一斉に取り出す手術ではないので、時間はかかりますが確実にワキガ臭を減らせる手術法です。

 

直視下剥離法のメリット・デメリット

メリット

  • アポクリン汗腺を確実に取り除ける
  • 汗の量を減らすこともできる
  • カウンセリングや術後のケアが丁寧
  • 目視手術にしては出血が少ない

 

アポクリン汗腺を確実に取り除ける

直視下剥離法の最大のメリットは、確実にワキガ臭を減らせるということです。目視でアポクリン汗腺を直接取り除くので、再発の可能性がありません。

 

また、目視でひとつひとつ取り除くので取り残しの心配がありません。アポクリン汗腺は根本が残っていると再発する可能性があるのですが、直視下剥離法は鋭利なハサミで完全に除去するため、根本から再生していく可能性も非常に少ないです。

 

汗の量を減らすこともできる

アポクリン汗腺を取り除く際、エクリン汗腺も一緒に取り除くことができます。多汗に強く悩まされている人であれば、少し深めに真皮層を削除し、エクリン汗腺を多めに取り除くこともできます。

 

また、剥離の際に一緒についてきた皮脂腺も取り除くことができます。アポクリン汗腺だけでなく皮脂腺も取り除くことで、より効果的に臭いを減らすことができるんですね。

 

カウンセリングや術後のケアが丁寧

直視下剥離法は五味クリニックでのみ受けることができます。五味先生はワキガ治療に長く携わっている方で、患者のことをよく考えている方です。そのため、術後のケアはもちろん、術前のカウンセリングもしっかりしています。

 

直視下剥離法にはどういったデメリットがあるか、完治までにどれぐらいかかるかといったことはもちろん、術中に実際のアポクリン汗腺を見せてちゃんと説明してくれたりするので、臭いがしっかり取れたことを患者も確認することができます。

 

出血が少ない

目視の手術は切開部位が大きくなるため、どうしても出血量が多くなってしまうのですが、剥離法は剥離してから汗腺を取り除くので、出血量が少なく済みます。

 

また、出血してしまった場合でも出血箇所がすぐに確認できるため、血腫ができる心配もありません。

 

デメリット

  • 保険適用外
  • ダウンタイムが長い
  • 傷跡が残る
  • 手術時間が長い

 

保険が適用されない

直視下手術法は保険が適用されません。その理由は五味先生のホームページに詳しく書かれています。

 

⇒五味クリニックのワキガ手術で保険が適用できないのはなぜですか?

 

両脇で30万円前後とかなり高額になってしまうので、手軽に受けられる手術ではありません。

 

ダウンタイムが長い

ミラドライやレーザー、吸引法のように傷跡が小さく済む手術ではないので、完治までに少し時間がかかってしまいます。傷跡を固定しておかなければならないので痛みもありますし、抜歯まではツッパリ感があります。

 

傷跡の修復にも数ヶ月〜数年かかるので、手術してすぐに普段通りとはいきません。

 

傷跡が残る

傷跡が完全に消えることはありません。メスを使った手術なので仕方がないことではありますが、数センチ程度の傷跡ができます。

 

吸引法やミラドライといった傷跡が小さく済む治療法に比べるとやはり目立ってしまうので、気になる人は遠慮したほうがいいかもしれません。

 

手術時間が長い

汗腺をひとつひとつ取り除く方法なので、時間はどうしても長くなってしまいます。最新の機器を使った手術法だと10分程度で終わるのですが、直視下剥離法は1時間ほどかかってしまいます。

 

確実だが傷跡が残ってしまう

直視下剥離法は、わきがに対して大きな効果があります。アポクリン汗腺を目視で取り除くので、必ず臭いに変化があります。

 

ただし、少なからず傷跡が残ってしまうのがネックですね。とはいえここまで効果が高い治療法はそうそうありません。

 

わきが手術は何かとトラブルが多く、「高額な料金を支払ったのに全く変化しなかった」という声や、「突然脇に針が刺さったような痛みがある」などといった後遺症もあります。

 

直視下剥離法は、そういった術後のトラブルも含めてしっかりと説明を受けられるものなので、患者としてはとても安心できるものだと思います。