【完全保存版】ワキガ手術に関する情報まとめ〜ワキガ手術を詳しく知ろう〜

わきが手術に関するよくある疑問などをまとめてみました。手術をしようか迷っている人は、参考にしていただけると幸いです。

 

わきが手術の種類

同じ手術法でもクリニックによって呼び方が違ったり、同じように見えても実は違うということがあります。

 

一般的な治療方法

剪除法

保険の適用が認められている手術法で、基準をクリアできれば料金が安くなります。わきが手術を受ける人の多くがこの剪除法を選びます。

 

費用は30万円前後ですが、保険を適用することで3割負担になり、5万円〜10万円前後で手術をうけることが可能です。

 

ただし、剪除法は皮膚にメスを入れる手術法になるため、傷跡が比較的大きく、ダウンタイムも1週間以上と長いのがデメリットです。

 

⇒剪除法のさらに詳しい情報

 

ミラドライ

切らないのが最大の特徴となるのがミラドライです。最新の治療法で、女性に人気です。メスを使わずマイクロ波で汗腺を焼く治療法です。

 

数多くのクリニックに採用されていますが、保険が効かないため治療費は高め。30万円〜45万円ぐらいが相場です。ダウンタイムは短く、傷跡もほとんど残りません。3日ぐらいで日常生活に戻ることができます。

 

ただし、汗腺を取り除くわけではないので、ワキガ臭が完全に消えなかったり、再発の可能性があります。

 

ミラドライのさらに詳しい情報

 

電気凝固法

エステで脱毛に使われる技術をワキガ治療に応用したのが電気凝固法です。スソワキガの治療でも使われます。電気凝固法の治療はエステでも受けることができますが、効果は比較的薄いと言われています。

 

毛穴ひとつひとつに針を刺して電気を流し、毛根を熱で固めるという方法です。ダウンタイムは短く、治療後すぐに普段通りの生活に戻ることができます。毛穴に針を刺すだけなので傷跡も残りません。

 

電気凝固法は2度〜3度と回数を重ねていくことで効果が強く現れてくるので、料金も2回分の料金になっている場合が多いです。(クリニックによって異なります。)だいたい15万円〜25万円ぐらいが相場になります。

 

⇒電気凝固法のさらに詳しい情報

 

皮下組織掻爬法・削除法・吸引法

皮膚にメスで小さな切込みを入れ、器具で汗腺をかきだしていく手術法です。掻爬法、削除法、吸引法がありますが、クリニックによっては独自の名前をつけている場合があります。

 

吸引法は、脂肪吸引のように汗腺を吸引していきます。3つの中では傷跡が小さく、取り残しも比較的少ないのが利点です。ただし、目で見ながら汗腺を取り除いていくわけではないため、どうしても取り残しが起こってしまいます。

 

現在行われているのは吸引法です。ダウンタイムが3日前後と短く、傷跡も小さいためです。

 

⇒皮下組織掻爬法・削除法・吸引法のさらに詳しい情報

 

超音波法(ソノペット法)

超音波を使ってアポクリン汗腺を破壊します。脇に小さな穴を開け、超音波で汗腺を破壊しながら吸引していきます。

 

吸引法に似ていますが、超音波で汗腺を破壊するため、万が一取り残しがあっても汗腺が破壊されているので安心というのがメリットです。また、傷跡がかなり小さいですし、ダウンタイムも短いです。

 

⇒超音波法のさらに詳しい情報

 

ボトックス

主に美容整形に使われるボトックスですが、ワキガ治療でも使われます。効果は一時的なもので、短い人で3ヶ月、長くて10ヶ月ぐらい持続します。

 

ボトックスの制汗作用で脇汗を止める方法なので、汗腺を破壊したり、取り除くといった効果はありません。

 

メリットは注射だけで治療が終わるというところです。ダウンタイムもなく、すぐに普段通りの生活に戻ることができます。

 

料金は使われる薬剤の種類によって大きく差があり、1回2万円〜10万円前後です。ただし、1回の注射では効果がでない場合もあります。そうなると2回、3回と注射する必要があり、お財布の負担も増えてしまいます。

 

⇒ボトックス治療はワキガに効果がある?

 

ビューホット

ミラドライと同じく最新のワキガ治療法です。細い針がたくさんついたスタンプのような器具を脇に押し当て、針から高周波を照射します。高周波を出す部位を調整できるので、まんべんなく汗腺を破壊することができます。

 

また、皮膚に刺した針から高周波を出すので、皮膚にやけどのようなダメージも残りにくいというメリットがあります。ただし、この治療法を取り入れているクリニックが少ないため、近場で治療するのは難しいかもしれません。

 

料金は35万円前後が相場です。

 

クリニックなどで独自に行われている手術法

  • 直視下剥離法
  • イナバ式皮下組織削除法
  • PMR法
  • マイクロレーザー法
  • ベイザーシェービング法

 

上記のようなワキガ治療は、それぞれのクリニックで独自に行われています。独自に開発された器具なども取り入れられているため、手術の方法に大きな違いが見られます。

 

⇒わきが手術・治療

 

人気の手術法は?

最近人気になっている手術法はミラドライやビューホットですが、最新の治療法とはいえ、失敗するケースも少なからず出ています。

 

傷跡が残らない一方で、ニオイが全然消えなかった、少ししたらまたニオイが出始めたという症状に悩まされる人も少なくありません。

 

逆に、昔から同じ方法で手術をしている五味クリニックの直視下剥離法や稲葉クリニックのイナバ式皮下組織削除法は満足度も高いという特徴があります。

 

ただ、前者の最新の治療法は、傷跡がほとんど無いですし、ダウンタイムも少ないため、手術をしたことが他人にバレるリスクも最小限に抑えることができます。

 

このように、それぞれ一長一短なので、一概にはどれがオススメか?ということは言えませんので、自分が求めているものを優先するべきだと思います。

 

手術の痛み

手術を受けるとしても、気になるのはやっぱり痛み。手術中って痛いのかな?と心配になってしまいますよね。ワキガ手術の痛みは主に2回に分けられます。

 

  • 麻酔の痛み
  • 手術後の痛み

 

麻酔の痛み

局所麻酔は注射なので、チクっとした痛みがあります。局所麻酔による治療を受けたことがある人ならわかると思いますが、主治医の先生の腕によって痛みが全然違うんですよね。

 

また、手術の方法によっても痛みが全然違います。通常は2回〜3回に分けて注射するのですが、ミラドライの場合、注射の回数が20回前後とかなり多くなり、その分痛みも大きくなりやすいです。

 

全身麻酔で治療を受けることもできますが、全身麻酔ができるクリニックが限られることや、料金が上がってしまうことがあるので注意しましょう。

 

手術後の痛み

体にメスを入れたり、針を入れたりして組織を破壊しているので、どの手術法でも数日間は痛みがあります。突っ張るような痛みだったり、何もしていなくてもジンジンとしみるような痛みだったりします。

 

特に辛いのが寝返りで、仰向けで寝られないほど痛くなる場合もあります。

 

手術は何歳から受けられる?

わきが手術は子供でも受けることができます。ただ、子供の手術は大人よりもリスクが大幅に上昇することだけは忘れてはいけません。

 

小学生、中学生、高校生ぐらいまでは体が成長する時期で、汗腺もまだまだ成長しきっていません。この状態で手術を受けても汗腺の取り残しが起こりやすいので、もう少し大人になるまで(大学生ぐらいまで)様子を見ても良いと思います。

 

⇒わきが手術に年齢制限はある?
⇒中学生・高校生のわきが手術の危険性

 

授乳中も手術は受けられる?

妊娠中はもちろん、授乳中もわきが手術は受けられないことが多いです。

 

手術の際に使う麻酔などが母乳を通じて子供に影響を与える可能性がありますし、治療の後は子供を抱いたり、ご飯を作ったりということが難しくなるため、子育て中に手術をうけるのは現実的ではありません。

 

それだけでなく、動きまわることで傷口の治りが遅くなって傷跡が大きくなったり、キレイに治らなくなってしまうため、病院側から手術を断られることもあります。

 

すそわきがの手術

すそわきがの場合、治療法はかなり限られてきます。部位が部位なだけに、剪除法などの傷が大きく残る手術法は使われません。皮下組織吸引法や超音波法、ビューホットなどが使われます。

 

保険が適用できないので、全体的に割高になってしまいますし、目視ではないのでアポクリン汗腺がすべて取りきれないこともあります。

 

また、陰部はもともとニオイが強い場所ですので、手術をしても完璧に無臭になることは難しいとされています。

 

わきが手術の費用・相場はピンキリ

上記の手術法の種類を見ても分かる通り、治療費はピンキリです。保険適用ができる剪除法なら5万円ぐらいで手術が受けられるのに対し、最新のミラドライやビューホットとなると30万円を超えてきます。

 

ただ、剪除法の場合は保険が適用されるため、例外といえば例外かもしれません。剪除法以外の料金を比較するとそこまで差がないので、剪除法だけ異常に安いという言い方ができそうです。

 

保険は適用される?

ワキガの手術は保険を適用することができますが、手術法が剪除法に限るという成約があります。また、「本当にワキガなのか?」「生活に困るレベルか?」という条件をクリアしなければ保険を適用することができません。

 

とはいえ、条件はそこまで厳しくないですし、主治医の先生としっかり話しあえば特に問題はありません。

 

⇒わきが手術で保険が適用されるもの

 

ローンや分割払いはできるの?

ほとんどのクリニックではローンでの分割払いが可能です。ただし、一部のクリニックでは一括払いのみということもありますので、事前に相談しておくことが望ましいでしょう。

 

クリニック(病院)選びについて

ワキガの治療は何科?

ワキガ治療は、美容外科や皮膚科、形成外科などで受けることができます。大学病院の形成外科などもワキガ治療を行うことができます。

 

失敗しない選び方

ワキガ治療で最も優先すべきなのはクリニック選びです。クリニックの選び方を間違えると、その後ずっと後悔することになります。

 

クリニック選びで優先するべきなのは、

 

  • カウンセリングをしてくれるか
  • ちゃんと話し合いをしてくれるか

 

です。

 

いくら安いクリニックでも、カウンセリングが無かったり、相談に乗ってくれなかったりすると、後々トラブルになります。

 

また、手術に関する説明がほとんどされないこともありますので、細かいことでもちゃんと話を聞いてくれる先生のところで手術を受けるようにしましょう。

 

⇒ワキガ手術の注意点!失敗しないためのポイントとは

 

わきが手術の流れ

わきが手術は、クリニックに行ってその日に手術をすることはあまりありません。まずは医師と相談し、予約してから後日施術になります。

 

診察・カウンセリング

いきなりクリニックまで足を運んでも良いですが、まずは電話しておいたほうが無難です。

 

診察ではニオイのチェックを行います。ニオイのチェック方法はクリニックによって微妙に異なりますが、多くの場合、脇にガーゼを挟んで汗を吸収させ、医師がニオイを嗅ぐというものです。

 

この時、デオドラントでニオイ予防をしていると診察できないので、デオドラントは控えておいたほうが良いです。

 

とはいえ、電車やバスを使う場合はそうもいきませんから、デオドラントをしっかり拭き落とせるようにしておくなど、工夫が必要です。

 

また、前の日などに着た衣服を持って行ってもOKです。要はニオイが確認できればそれで構いませんので、普段着ている服をあらかじめ用意しておき、先生にニオイをチェックしてもらうこともできます。

 

試験切開を行う場合も

この段階でワキガではないと診断されることもあります。自己臭症を発症していたり、自分の思い込みだったりする場合ですね。当然ですが、手術を受けることはできません。

 

五味クリニックでは、そういう患者さんに「あなたはワキガではありませんよ」と自覚させるため、試験切開を行うそうです。実際に脇を少しだけ切開し、アポクリン汗腺が無いことを患者さん自身に確認してもらいます。

 

自己臭症は思い込みによる部分が大きいので、手術とは違った治療になります。

 

⇒ワキガの人が陥りやすい自己臭症という病気

 

どれぐらいの時間をとっておくべきか?

剪除法などの大きく切開する手術の場合、術後は絶対安静です。最近はほとんどの手術を日帰りで行うことができますが、大学病院で手術を受けたりした際には、入院になることが多いです。

 

そのため、できれば手術当日から2日ぐらいは仕事や学校の休みをとっておきたいところです。痛みはもちろん、肩を自由に動かせるようになるまでは時間がかかりますから、仕事も普段通りにはできないでしょう。

 

当日

手術当日は、ゆったりめの服装で行くのが良いです。女性の場合、ブラジャーをつけることができませんので、スポーツブラを用意するか、ノーブラで帰れるように考えておきましょう。

 

また、車の運転も控えたほうが良いです。ミラドライなどの傷跡が小さい治療法であればほとんど問題ありませんが、剪除法となると固定が強めなので危険です。

 

人によっては全身麻酔で治療を受けることもあるでしょうから、電車やバスなどの交通機関を使って行くのが無難です。

 

手術について

治療の時間は手術によりますが、早いもので30分、長くても2時間ぐらいで終わります。

 

切開した部分は数針縫い、タイオーバーと呼ばれる圧迫方法で固定します。また、ドレーンというチューブを挿入されることもあります。ドレーンを入れて体液を体外に出すことで、膿や内出血、血腫を防ぎます。

 

ドレーンは数日後に外され、大きめのガーゼで再度固定になります。術後のテーピングでかゆみが出たり、かぶれてしまうこともありますが、できるだけ触らないようにして消毒するようにしてください。

 

翌日以降の過ごし方について

剪除法の場合、術後すぐの力仕事はNGです。ボトックスや電気凝固法などの負担が少ない手術法であれば、翌日から仕事は可能ですが、スポーツや有酸素運動は控えたほうが良いです。

 

入浴も可能な手術であれば、普段通りに入って構いません。ただ、あまり刺激しないようにし、ちゃんと清潔に保ちましょう。

 

術後すぐから皮膚に違和感があったり、引きつれが起こったりします。抜糸してからはリハビリとしてストレッチをして、脇の下の皮膚を伸ばすのが良いそうです。

 

治療にかかる日数

基本的には、手術日とガーゼを外す日(抜糸)で2回の通院になります。入院した場合は1週間ぐらいが目安です。ミラドライなどの治療を選択した場合、その日に治療して日帰りで終了となります。

 

抜糸は行う場合と行わない場合があります。自然に溶ける糸を使っている場合、クリニックに足を運ぶ必要がありません。数日すれば自然と溶けてなくなります。

 

休む理由はどうすればいい?

会社を休む場合、長期的に休暇を取らなければならないため、どうしても言い訳を考えなければならなくなります。

 

ワキガを公言していれば特に問題ありませんが、「隠したい」「バレたくない」というのであれば、何かしらの理由を考える必要がありますね。

 

よく聞くのが、病名を隠して「手術のため」という単純なものです。ただ、この場合、会社から病名を聞かれたり、診断書などの提出をしなければなりませんので、少なからず会社側にバレる可能性が出てきてしまいます。

 

一番賢い選択は、長期休暇を利用したり、金曜日に休みをとって3連休にし、ここで手術をすることです。

 

それも難しいのであれば、片方ずつ手術をするという選択もあります。片方ずつなら仕事にもあまり支障が出ませんし、なんとかごまかせそうですよね。病院の先生に聞いたところ、片方ずつ手術を受ける人って意外と多いんだそうです。

 

ワキガ手術の時期は夏よりも冬がおすすめ!

ワキガの手術を受けるのであれば、夏よりも冬の方が良いです。夏場は傷口が化膿しやすく、術後トラブルに発展しやすいからです。

 

夏休みやお盆休みで休む理由が作りやすいのは確かなのですが、快適に過ごしたいのであれば夏よりも冬の方が良いです。

 

ただし、ミラドライや超音波法、電気凝固法はあまり季節に左右されません。傷口が小さくダウンタイムが短いので、化膿の可能性も低いんです。

 

また、ボトックスは汗が多くなりがちな夏前に受ける人が多いです。夏を乗り切るためだけに毎年ボトックス注射を受けている人も結構いるんですよね。

 

ワキガ治療の効果

ワキガの治療は単純に「ニオイを消すだけ」ではありません。治療を受けることで、様々な効果があるのをご存知ですか?

 

多汗症の治療・脇汗の減少

ワキガ治療とは、脇に存在しているアポクリン汗腺を破壊したり、除去することですが、その際にエクリン汗腺や皮脂腺も少なからず取り除かれます。

 

汗腺が取り除かれることで、脇汗の量が大幅に減少します。また、ワキガの人は多汗症を併発していることが多いのですが、脇の下の多汗症も同時に治ります。

 

⇒汗っかきと多汗症の違いについて

 

脱毛効果

アポクリン汗腺は毛穴につながっているため、エクリン汗腺と同じように毛根も除去されます。女性にとっては永久脱毛効果になるので大きなメリットですよね。

 

ただ、男性にとってはデメリットになってしまいます。脇毛は傷跡を隠すのにも有効ですから、できるだけ残せる手術法を選んだほうが良いかもしれません。

 

耳垢は変化しない

ワキガの治療をしても、耳垢は変化しません。耳垢が湿るのは耳にあるアポクリン汗腺が原因ですから、脇の下のアポクリン汗腺を除去しても耳の汗腺は残ったままになります。

 

デメリット

ワキガ治療にはデメリットがたくさんあります。「手術を受けなければよかった」という声が多いのはそのためです。

 

合併症

  • 傷跡が残る
  • 汗の量が減る
  • 永久脱毛
  • 血腫
  • ケロイド
  • 色素沈着
  • 術後臭

 

傷跡が残る

ボトックス注射などを除き、メスを入れる手術の場合は少なからず傷跡が残ります。わきが手術をしたとバレる可能性があればここです。

 

ハーフの芸能人などが脇の傷でワキガがバレたりしていますが、同じようなことが起こることも珍しくありません。

 

プールや海、温泉などで、脇を出すことができなくなり悩んでいる人も多いです。

 

汗の量が減る

汗の量が減るのは多汗症の治療にもなるので一見メリットだらけのように感じますが、実はデメリットでもあります。

 

脇は体温調節をする大きな役割がありますが、汗腺を取り除くことでその体温調節がうまく機能しなくなります。

 

すると、背中や手のひら、顔などといった、別の部位からたくさん汗をかくようになります。これが代償性発汗です。脇汗の量が減ることで別の部位の汗が増えるということです。

 

結局、脇汗の多汗症が治っても、今度は手のひらの多汗症、額の多汗症、というように、別の部位の多汗症に悩まされることになります。

 

永久脱毛

メリットのところでも書きましたが、男性にとっては永久脱毛がデメリットになってしまいます。

 

血腫

術後は少なからず出血し、血腫や内出血が起こります。見た目は結構グロいですが、数日後には治ります。早く治すには安静にすることが最も重要です。

 

ケロイド

ケロイド体質の方は、事前に医師に相談しておくようにしてください。手術の前に予防の注射を打ったりして対策しなければなりません。そうしないと、手術の副作用として傷跡がぷくっと膨らみ、どんどん広がってしまいます。

 

ケロイド状の手術跡は治るまでに時間がかかりますし、最終的にはしこりとして残ってしまうこともあります。

 

色素沈着

ワキガ手術後は皮膚が薄くなっており、色素沈着が起こりやすいです。

 

もともと脇の下は擦れやすい場所なので、もともと色素沈着を起こしている人も多いですが、それとは比べ物にならないほど黒っぽくなったり、赤くただれたままになる場合もあります。

 

通常であれば徐々に治っていきますが、色素沈着が治らずに黒ずみとしてずっと残るケースもあります。

 

後遺症

手術が失敗したりすると、後遺症として症状が残り続ける場合があります。

 

皮膚の壊死

皮膚の壊死が起こると、皮膚がズタズタになり、シワや傷跡が大きく残ります。治るまでにも長い時間がかかり、大きな悩みの種になります。

 

黒ずみ

皮膚の壊死と同様、術後のケアが不適切だったり、医師の腕が悪いと黒ずみも強く残ります。

 

手術法によっては脇の下の皮膚が薄くなるため、皮膚が弱って黒ずみが起こりやすくなります。

 

しこり

皮膚の縫合の仕方が悪かったり、固定が適当だとしこりとなって残る場合があります。ケロイドも同様です。

 

術後臭

手術で脇の下のアポクリン汗腺を取り除いたことで、他の部位のアポクリン汗腺が活性化することがあります。チチガ(乳首のワキガ)やスソワキガ(スソガ、陰部のワキガ)のニオイが強くなり、新たな悩みになる場合があります。

 

それだけでなく、全身から便のニオイがしたり、頭皮のニオイが強くなったりするケースもあるので、体臭が悪化する可能性も考慮しておいたほうが良いです。

 

つっぱり

切開部分が大きかったり、縫合が適当だったりすると、皮膚がつっぱって思うように動かなくなります。

 

ストレッチなどで皮膚を伸ばせば少しずつ良くなっていきますが、元の状態に戻るまではある程度の時間がかかりますし、人によっては戻らないこともあります。口コミを見ても、つっぱり感を感じる人は結構多いように感じます。

 

しびれ

脇の下には重要な神経がたくさん通っています。腕の良い医者なら神経をいじることはありませんが、手術経験が浅い医師や適当に手術を行う医師だと神経を刺激してしまうこともあります。

 

その後遺症としてしびれが残ったり、ピリピリとした痛みが残ることがあります。

 

でこぼこ

汗腺は皮膚の下にあり、完璧に取り除くことはできません。手術後は皮膚の下がボコボコした状態になり、見た目も多少悪くなります。

 

どれぐらいボコボコかというと、体温計を使うときは、反対側の手で強く抑えないと落ちてしまうぐらいのイメージです。

 

再発

手術を受けても半年後や一年後に再発することがあります。

 

再発が考えられるケースとしては、アポクリン汗腺の取り残しや、破壊したと思われる汗腺が復活したことなどが考えられます。また、手術によって汗腺が刺激され、今まで眠っていたアポクリン汗腺が巨大化することもあるそうです。

 

死亡することもある!?

昔は手術が今ほど安全なものではなかったため、わきが手術で死亡してしまうケースもありましたが、現在は死亡することはまずありません。

 

生命保険に入ったほうが良いのか?と心配になる人もいますが、そこまで考えなくても大丈夫です。

 

わきが手術の危険性については「わきが手術は超危険!?知られざるデメリットとは」も参考になるかと思います。

 

成功率

わきが手術の成功率は?と聞かれることがあるのですが、これはかなり難しい質問です。

 

何を持って成功と考えるべきか悩むところですが、「デメリットを理解した上で自分の要望通りになること」が成功なのかな?と思います。

 

脇の下のニオイが消えても他の部位が強く臭うようになれば意味がないですし、裸になれないほど大きな傷が残るのも成功とは呼べないでしょう。

 

「傷跡が残っても良い、それでもニオイとおさらばしたい!」というように、デメリットをしっかり理解した上で、要望通りになれば成功なんじゃないかな?と思います。

 

逆に、後遺症や副作用が全く出ないようにするのは不可能です。傷跡は無し、ニオイはしっかり消えて、術後のトラブルも全く無い!という手術はほぼ無理でしょう。どんな手術法を使っても、現状では何かしらの症状は出てしまいます。

 

子供に遺伝しなくなる?

手術を受けてもワキガ体質が消えるわけではないので、生まれてくる子供は一定の確率でワキガ体質を引き継ぎます。

 

ワキガの人と結婚すれば80%、ワキガじゃない人と結婚すれば50%の確率で遺伝されます。手術ではこの可能性を0にすることはできません。

 

⇒遺伝以外でワキガになることはほとんどない

 

手術したくない・・・。手術以外でワキガを完治することはできないの?

現状、ワキガを完全に消すためには手術しかありません。

 

アポクリン汗腺を殺す薬などが開発されれば自宅でワキガを治したりもできますが、現在そのようなものはありませんので、完全にワキガと決別するなら手術しかないんですね。

 

食事や生活習慣の改善でワキガ臭を弱めることは可能ですが、それだけでワキガ臭を完全に消すことはまずできないでしょう。手術をしたくないのであれば、デオドラントを使うことは必須です。

 

ワキガの手術はあくまでも最終手段として考えるべきだと私は思っています。というのも、手術の後遺症で悩む人はとても多いですし、デオドラントで対策できるならそのほうが絶対に良いからです。

 

痛みもなければケアも楽です。ちゃんとしたわきが用のデオドラントを使えばワキガ臭を消すことは可能ですし、1日中効果をキープすることだってできます。

 

まずは本格的な、しっかりとしたデオドラントを使ってみて、それでもダメなら手術を考えるという風にしても遅くはないと思いますよ。