わきが手術で誤解されやすいこと

このサイトに訪問したということは、脇のニオイが気になったり、わきがをどうにかしたい人だと思います。家族のわきがを何とかしたい、子供のワキガ対策は?など、気になることが色々ありますよね。

 

自分がわきがではない人も一緒に想像して欲しいのですが、もしワキガになったらどうしますか?そのまま放っておきますか?

 

いや・・・きっと、なんとかして治そうと思いますよね?では、どうやって治しますか?

 

おそらく、一番最初に思いつくのが手術だと思います。でも、この考えが実は一番危ないんです。

 

ワキガを治すには手術しか無いのは事実です。完全にワキガ臭を消すなら、メスを入れて脇にある汗腺を取り除くしかありません。しかし、手術をしたから絶対にニオイが消えるか?というと、答えはNOなんです。

 

ほとんどの人が知らない事実なのですが、ワキガの手術は成功率100%ではありません。(何を成功と考えるかにもよりますが・・・。)

 

手術後も色々な症状に悩まされる人が非常に多いことをご存知でしょうか。

 

わきが手術の失敗例や後遺症は以下の様なものがあります。

 

  1. 傷跡が残る
  2. 臭いが消えない
  3. 臭いが強くなる
  4. 脇毛が生えない
  5. 汗の量が増える

 

傷跡が残る

これは有名なので知っている人も多いと思いますが、わきが手術はメスを入れるため、傷跡が残る場合があります。

 

最近は傷跡が残らない手術法も考案されていますが、傷跡が残らない手術法だと、今度は汗腺の取り残しが多くなるなどのデメリットがあります。

 

昔はわきがの手術で死亡する例もあったため、非常に危険な手術でした。現在はわきが手術で死亡することはまずありませんが、傷跡が残ったり、傷が深いと脇の下がつってしまうなどの症状が残ることもあります。

 

男性はあまり気にならないかもしれませんが、やはり女性は脇の傷が気になってしまいますよね。特に脇の下はデリケートな部分なので、傷が原因で脇に黒ずみが発生することもあります。

 

手術後に傷が残るかどうかというのは、手術法ももちろんですが、医師の腕にかかっている部分が非常に大きいです。

 

同じ手術法でも、医師の選び方一つで傷が大きくなったり、小さくなったりします。それがわきが手術の怖いところです。

 

実際に手術を受けてみないとその医者がうまいかどうかが分かりません。なので、手術後に「あぁ、あの医者はだめだった」と気付くことになるんですね。

 

臭いが消えない・強くなる

手術法によっては、アポクリン汗腺の取り残しが多くなるため、臭いが完全に消えないことも多々あります。珍しいことではありません。

 

せっかく痛い思いをしてお金を出したのに、臭いが軽減しなかったら残念どころか怒りたくなりませんか?「どうして取り残したんだよ!」という具合に。

 

でも、取り残しは絶対に起こってしまうんです。相当腕の良い医師なら完全に取り除くのかもしれませんが、ほぼ無理でしょう。ですが、ほとんどの人はそれでも臭いが消えるので大丈夫です。

 

問題なのは取り残しが多すぎる場合です。わきが手術はアポクリン汗腺を目で確認して取り除く方法と、目視せずに取り除く方法の二種類があります。

 

後者の目視せずに取り除く方法は、どうしても取り残しが多くなってしまうので、2度3度と手術が必要になる場合があります。メスを使わない手術法などもありますが、その分取り残す可能性が高くなりますし、再発の可能性も高くなります。

 

また、臭いが強くなるケースもあるようです。医師は臭いが強くなるケースを否定していますが、術後に臭いが強くなったと訴える人が多いのは事実です。

 

わきがを消すために手術したのに、余計に臭いが強くなるってどういうこと?と思うかもしれませんが、これもわきが手術の怖いところです。臭いにも変化があり、今までとは違った体臭になるケースが多いですね。

 

  • 確かにワキガはなくなった、でもワキガではないけど変なニオイがする!ナニコレ!
  • 全然治ってないじゃん!あのヤブ医者め!

 

と、嬉しくない悲鳴が聞こえてくるわけです。お金を払って痛い思いをして・・・結局そのまま。なんてのは絶対に避けたいですよね。

 

人によっては、スソワキガの臭いが強くなったり、乳首やおへその臭いが強くなることもあるようです。

 

脇毛が生えなくなる

女性にとっては嬉しい誤算ですが、男性にとっては死活問題になりかねないのが脇毛の有無です。ワキガ手術では、汗腺と一緒に毛根も取り除いてしまうので、脇毛の量が激減します。人によってはツルツルになって生えてこないこともあります。

 

女性の場合は脱毛も兼ね備えているのでお得感がありますよね。仮に永久脱毛をしたとしても、数年で毛が生えてきてしまうこともあります。そう考えると、わきが手術は完璧な脱毛といえるでしょう。

 

ですが、男性の場合は逆に、脇毛を残したいと考える人が多いですから、脇毛が生えてこなくなるのはデメリットです。プールや温泉に行き、回りの男性から「剃ってるの?」と聞かれる可能性もあります。

 

周りの人から「脇毛を剃ってるんだ」と思われることに特別な意味はありませんが、やはりどこか恥ずかしいですし、理由を聞かれると素直に答えられませんよね。

 

最近は脇毛を剃る男性も増えてきているので、そこまで大きな問題ではないかもしれません。しかし、女性目線では「男性には脇毛を剃らずに生やしていてほしい」と思う傾向がまだまだありますから、脇毛がなくなってしまうのは男性にとって大きな打撃になるでしょう。

 

汗の量が増える

わきが手術は、アポクリン汗腺というワキガの元となる汗腺を取り除く手術を行いますが、アポクリン汗腺だけを取り除くことはほぼ不可能です。どうしても周りにある毛穴やエクリン汗腺(普通の汗を出す汗腺)も一緒に取り除いてしまいます。

 

つまり、手術を行えば、必ず脇の下にある汗腺の量は減ります。当たり前ですよね。するとどうなるかというと、脇汗の量が減ります。

 

これはめちゃくちゃ大きなメリットではありませんか?ワキガの人は脇汗が多い傾向にありますし、脇汗に悩まされている人も多いはずです。

 

「じゃあ、わきが手術って結構良いじゃん!」

 

と思うかもしれません。しかし、脇汗の量が減ることが、実は大きなデメリットを産んでしまうのです。

 

代償性発汗

わきが手術を行うと、他の部位から汗がたくさん出るようになる可能性があります。それが代償性発汗と呼ばれるものです。

 

代償性発汗は、神経を傷つけることで汗腺の働きが狂ってしまい、異常がなかった部位から大量に発汗してしまうことです。わきが手術では起こることが少ないと言われていますが、その割には代償性発汗を訴える人がとても多いです。

 

また、神経を傷つけなくても、他の部位からの発汗量は多くなります。少し考えれば分かるような当たり前のことですが、手術によって脇の汗腺の量が減るわけですから、その分の汗は別の場所から分泌されます。

 

つまり、脇汗が減っても手汗や顔汗が増えてしまうのです。せっかく脇の臭いがなくなっても意味無いですよね。

 

  • 手汗が気になって人と握手する時緊張する
  • ゲームのコントローラーがビチョビチョになって恥ずかしい
  • 背中汗が増えてバスや電車のイスに跡が残る
  • 暑くもないのに額から汗がダラダラ流れてタオルが手放せない

 

というような現象が起こってしまうのです。ワキガ臭はデオドラントで防げますが、汗の量を減らすのは至難の業です。汗っかきとはまた違う病気なので、別の治療が必要になりますし、多汗症の手術でも代償性発汗が起こるので、汗と一生付き合っていかなければならない状況に陥ることもあります。

 

わきが手術は真剣に考えてから行おう

わきが手術はこのような危険な面もはらんでいることを忘れてはいけません。軽い気持ちで手術に踏み切ると、死にたくなるほど後悔するかもしれません。わきが手術に失敗し、うつ病になる人もいます。

 

それぐらい、人生に大きな影響を与えてしまうんです。

 

手術をする場合は、デメリットがあることを理解し、術後のケアや後遺症についてしっかり調べる必要があります。病院探し、医師探しも重要です。わきが手術はただニオイを消すだけの手術だと思われがちですが、それは全く違います。

 

手術をする前に、まずはデオドラントを試してみたり、生活習慣を見なおしてみてはいかがでしょうか。手術をするのはそれからでも遅くはないと思いますよ。