ストレスとわきがの関係

適度なストレスは体に程よい緊張感を与えるので、人間にも必要なものですが、過度なストレスは大きな悪影響を与えます。これは皆さんもご存じだと思います。

 

ストレスは全ての病気の原因になるとも言われていますし、ガンやアルツハイマーなど大きな病気にストレスが関わっているそうです。

 

わきがも例外ではありません。過度なストレスを受け続けると、ある日突然体臭が強くなる場合があります。

 

ストレスで体臭が強くなる

強いストレス状態が続くと、アドレナリン男性ホルモンが放出されるようになり、たくさんの汗をかくようになります。

 

この汗は質の悪い汗皮脂を多く含んでおり、ベタベタしています。いわゆる脂汗ですね。緊張したり、びっくりすると脂汗が多く出るようになりますが、これが臭いの原因になるんです。

 

わきがの人も、そうでない人も、体にストレスを溜め込むと体臭は強くなります。特にわきがの人の場合は、皮脂が常在菌のエサになるので、皮脂が増えれば増えるほど菌が繁殖していき、ワキガ臭が強くなってしまいます。

 

ストレスがわきがを引き起こす?

今までわきがとは無縁だった人が、ストレスが原因で突然わきがになるケースがあります。恐ろしいですよね。

 

とはいえ、ストレスによって突然アポクリン汗腺が増えるというわけではないんですね。アポクリン汗腺とは、わきがの臭いの元となる汗を作り出す汗腺のことですが、ストレスによってこの汗腺の量が増えることはありません。

 

では、なぜストレスでわきがになってしまうのかというと、元々あったアポクリン汗腺がストレスによって刺激され、活発化してしまうからです。

 

つまり、わきがじゃないと思っていても実はワキガ体質だったということです。

 

わきがの人はアポクリン汗腺の量が多く、ひとつひとつの汗腺が大きいんですが、人によってはアポクリン汗腺が多くても活動していなかったり、ひとつひとつのサイズが小さいこともあるんです。

 

そういう人はわきが体質でありながら、ワキガ臭はありません。わきが予備軍という感じです。

 

わきが予備軍の人たちが強いストレスを感じると、アポクリン汗腺が刺激されて活発化し、サイズが大きくなってたくさんの汗を分泌するようになります。これが突然起こるわきがの正体です。

 

アポクリン汗腺が全く無いという人はいないと思いますが、日本人の場合はアポクリン汗腺が退化しており、活動していません。しかし、ストレスによって汗腺が刺激されると次第に活動を始めてしまうので、ストレスには注意しないといけないんですね。

 

多汗症も併発しやすい

ストレスでワキガになった場合、多汗症も併発しやすいのが特徴です。先ほどもお話しましたが、ストレスを感じると男性ホルモンが増え、汗をかきやすい体質になってしまうのですが、慢性化すれば多汗症です。

 

特にワキガの場合は脇のアポクリン汗腺が活動を開始し、さらに汗の量が増えるので、多汗症の症状もひどくなりやすいです。

 

また、ワキガが原因でさらにストレスが溜まってしまうのもよくあるケースです。

 

  • どうして体臭が強くなってしまったんだろう
  • わきがになっちゃった・・・どうしよう
  • 他人に臭いがバレてないかな?

 

こういった心配事がさらに強いストレスとなって体に蓄積されると、さらにワキガ臭は強くなり、多汗症も酷くなります。このように、ストレスによって引き起こされるワキガは悪循環に陥りやすいので注意しましょう。

 

ストレス性ワキガを克服するには?

ストレスによってわきがになってしまった場合、アポクリン汗腺が活発化しているので止めることはできません。やはり、普通のワキガと同じように手術で取り除くしか完治の方法はありません。

 

しかし、ストレスを解消することで臭いが大幅に軽減するので、手術が必要なくなる可能性もあります。

 

  1. わきがを気にしすぎない
  2. デオドラントでしっかり対策する
  3. ストレスに繋がるようなことは極力避ける
  4. リラックスする時間を確保する

 

この4つは絶対に実践してください。これさえしっかりと実践できれば、ワキガ臭は確実に弱くなります。(日頃からストレスが多い場合)

 

わきがを気にしすぎない

わきがを気にしすぎると、神経が脇に集中してしまい、汗の量が多くなります。

 

他人に臭いがバレていないかどうか気になってしまったりすると思いますが、できるだけワキガのことは考えず、いつも通りに生活しましょう。ただ、ニオイ対策をしないのはNGです。

 

わきがを気にし過ぎると、自己臭症という一種のノイローゼになる可能性もあります。手術をしたり、デオドラントを使っても自分が臭っているように錯覚してしまう病気で、うつ病などと同じように精神科で治療が必要になる場合もあります。

 

デオドラントでニオイ対策

しっかりとニオイ対策を行わないと他人の迷惑になりますし、自分自身のストレスにも繋がるので、ワキガに有効なデオドラントを使うようにしましょう。わきがを気にしないためにも、消臭効果の高いデオドラントにしたほうがいいです。

 

デオドラントには、単に臭いを消すだけでなく、脇汗の量を減らす効果もあるので、脇汗に悩む場合にも有効です。市販されたデオドラントだと効き目が薄いので、できればワキガ専用デオドラントを使うのが望ましいです。

 

⇒わきが用デオドラントの選び方

 

ストレスを避け、リラックスする

ストレスはアドレナリンや男性ホルモンを分泌し、さらに強い臭いを発生させる原因になりますし、アポクリン汗腺を刺激します。

 

ストレスになりそうなことがあれば無理やり実行するのではなく、できるだけ避けるようにしましょう。

 

強いストレスを感じたら溜め込むのではなく、定期的に発散してください。ストレス発散するだけでもワキガ臭は弱くなります。

 

上記の4点を長期的に実行するだけで臭いはかなり軽減します。すぐには効果が実感できないのでデオドラントは必須ですが、半年、一年と様子を見ると、確実に臭いは弱くなりますし、精神的にもかなり楽になります。