切除法

切除法は最も古いわきが手術の方法で、脇の下にあるアポクリン汗腺だけでなく、皮膚ごと切り取ってしまう手術法です。

 

毛根もアポクリン汗腺も皮脂腺も全てを切り取ってしまうので効果は絶大です。ワキガは完ぺきになくなります。しかし、この方法は非常に危険で、過去に失敗して死亡した例もあります。

 

現在では切除法を使っているクリニックはほとんどありません。

 

切除法のメリット・デメリット

切除法のメリット

  • ワキガの原因を確実に取り除ける

 

切除法のメリットはワキガを確実に取り除けることです。ワキガはアポクリン汗腺だけが原因ではなく、様々な要因が重なりあって強烈な臭いになっています。

 

その原因を全て根本からごっそり取り除けるわけですから、効果は絶大です。再発の可能性もほぼありません。

 

切除法のデメリット

  • 大きな傷跡が残る
  • ダウンタイムが長い
  • 後遺症の危険性

 

傷跡が残る

他の手術法とは比べ物にならないほど大きな傷跡が残ります。皮膚を取り除き、引っ張って縫合するのできれいな仕上がりにはなりません。

 

昔の人はこの傷跡に大きく悩まされていたんですね。今では傷跡がほとんど残らない手術法があるので、そちらを利用したほうがいいのは確実です。

 

ダウンタイムが長い

傷が大きいため、完治までに2週間〜1ヶ月程度の入院と安静が必要になります。今では術後すぐに活動ができる治療法もあるのでそれほど大きな手術のイメージはないかもしれませんが、昔は他の病気と同じように大きな手術だったんですね。

 

仕事をしている人や子育てをしている人はまず手術を受けられません。長期間の休みが必要になってしまうので、現代社会ではかなり厳しいです。

 

後遺症の危険性

最大のデメリットは後遺症です。今では後遺症の可能性がかなり低くなっていますが、切除法ではほぼ確実に後遺症が残ります。

 

  • 皮膚の引きつり
  • 神経や血管の圧迫
  • 死亡

 

皮膚の引きつりはほぼ確実に起こります。過去に色々な切り方が発案されましたがどれもイマイチで、むしろ傷跡が酷くなってしまうこともありました。

 

場合によっては皮膚がちぎれてしまい、正常に縫合できないこともあったようです。

 

神経や血管が圧迫されて痛みが出たり、腕が正常に動かなくなったりすることも珍しくありません。運動機能に異常が出たり、神経が圧迫されて他の部位に異常が見られることもあります。

 

このように、非常に危険な手術です。デメリットが大きすぎるため、この手術法を選択することは無いでしょう。

 

わきが手術が危ないというイメージは切除法のせい

大正時代〜昭和時代の人にわきが手術のイメージを聞くと、たいてい「危険な手術」と返ってきます。これは切除法のイメージが強いからです。

 

おじいちゃんおばあちゃん世代ではまだ切除法しか無かったため、手術をするのはとても危険な行為だったそうです。そのため、親から「ワキガの手術は死ぬ可能性があるからダメだよ」と言われることも珍しくないんですね。

 

現在は死亡のリスクはほぼありません。とはいえ、後遺症のリスクはあるので、まだまだ安心できないのも事実です。

 

⇒わきが手術は超危険!?知られざるデメリットとは

 

最新のわきが手術でも後遺症のリスクや、高いお金を払っても全く効き目がないということもありますから、慎重に考えて欲しいと思います。

 

ちなみに、現在の主流は剪除法です。保険が適用されるので負担が少なく、切除法と同じようにアポクリン汗腺をしっかり取り除ける手術です。